小松なな子

日本メンタルファウンデーション・コーチ協会 認定プロフェッショナルコーチ

グラつく心を支えるサポートと、安定した心の土台づくりをお手伝いします。


1973年生まれ。夫と娘の3人家族。大学卒業後メーカー勤務を経てフリー。30歳から心身の不調を繰り返し、心の不思議に興味をもつ。ストレスに弱い困った自分と上手に付き合う方法を模索する中で心理カウンセリングに出会い学び始める。HSP、内向型、几帳面、気疲れ、涙もろさに悩む方、家族・仕事・自分自身の生き方について見つめ直したい方のサポートを中心にカウンセリングを提供中。

セッションのご感想


ななさんはとても優しい雰囲気で、いつもゆったりとした感じでいてくださって、毎回とても安心感に包まれました。カウンセラーとしての在り方を真似したいと思える存在で、出逢えて嬉しかったです。

50代女性  Iさん


小松さんの雰囲気が心地良いので、初めからリラックスしてお話することができました。

私を受け入れてもらえるという信頼が無意識の中で安心感に変わったのだろうと思います。

こうなんだという決めつけや価値観の押し付けがないので素直に心と向き合えました。

あの時の自分は傷ついていた、と冷静に受け止めることができた。それがなんだかうれしい。

40代女性 Mさん


私はこのままでいいんだと思えた。

友人にもこういった話はしていないけど、ずっと話したかったんだなぁと思った。

40代女性 Kさん


優しい雰囲気の中、安心して自分の話をすることができました。

「今はとても傷付いていて、癒されたかったんだ」といった自分の本音に気付くことができ、今までおきざりにしていた心を見つけられて、とても有意義な時間でした。

40代女性 Eさん


今まで私の中に、無意識に「人前で泣くのは良くないことだ」「みっともない」「弱い」というような思い込みがあり、人前で自分の本音を言うことがとても苦手で(本音を言うと泣きそうになるから)いつも自己開示出来ずにいたように思います。

でも、こまつさんが私よりも先に泣いてくださって、とても救われたというか「私も素直に泣いていいんだ」と思えました。

今の自分のままでいいんだ。と思えて、とても心が軽くなりました。

それからは、「涙が出てもいいから自分の思いを言葉にしてみよう」と思えるようになり、今までよりも素直に感情表現が出来る様になったと思います。

30代女性 Mさん

雑記


真剣に話を受けとめてくれる存在

どんな人の心にも、真剣に話を受けとめてくれる存在は必要だと思います。

栄養だと思います。


でもそれは、家族や友人など関係性が近いと、その近さゆえに難しいことがある。


カウンセラーの必要性は、たぶんそこだろうと思っていて、

日常にはない特殊な関係性だからこそ話せることがあって、思い出すこともあって、今まで出会えなかった自分にも出会うことができる。


そうやって、いろんな自分に出会って握手する旅みたいだな、と感じる時があります。




困った性格

個々のパーソナリティ(性格・個性)は、

生まれ持った気質と成長過程で身につけたものと、両方の影響があるといわれています。


生まれ持った気質(繊細さや内向性など)は基本的には生涯変わらないようですが、

そこから発生する二次障害的な生きづらさ(劣等感・気疲れ・不安・孤独・イライラなど)は軽減可能です。

そのために・・


●心の土台(メンタルファウンデーション)を整える。

●自己理解を深める。

●現実対応と工夫について考える。


これらが有効だと私は考えています。

カウンセリングの得意分野だと思っています。




うまく言い返せない

ケンカになった時にうまく言い返せなくて、

悔しい思いをしたり、後悔したり・・


感じていることを言葉にするスピードが、私はとても遅かったと思います。


メールの返信もひとつひとつ時間がかかって、以前は毎回負担でした。

(それでコミュニケーションに苦手意識を感じていた、とも思います)


カウンセリングでは、感じていることを、互いに伝え合います。


だから、言葉とコミュニケーションの力が徐々について、やりとりに慣れて、

その力が、日常生活の質をも上げていると感じます。




今の自分にOKを出す、大切さ

私たちには謙遜の文化が染み込んでいるせいか、

たいていは(美点よりも)自分の欠点の方が大きく見えている気がします。


でも、謙遜を通り越して、ダメ出しになってしまうと、

確実に心のエネルギーが下がっていきます。

モチベーションも下がるし、人間関係や心身にも悪影響が出てくるし・・


だから、自分で自分にダメ出しし過ぎないことは、とても大事なことなんですよね。



誰でも、それぞれに事情を抱えています。

(遺伝的要素、育った環境など、自力ではどうにもならなかったこともありますよね)


その中で、できるだけのことをやってきて、今の自分があると思うんです。

誰でもみんな「自分なりの最善」で生きているはずです。


失敗や欠点は確かにあるかもしれない。

でも、今の自分は「自分なりの最善」でやってきた。

「今の自分は、これで良いのだ」と思うことが、

心のエネルギーを下げずに前進するコツではないだろうか?


ダメだダメだと自分にムチ打って緊張状態を作るより、

今の自分にOKを出す方が、結果的には、より良い方向へ進みやすいと感じています。




苦しいのは、アラーム

心が苦しいのは、これまで信じてきたもの・やり方・考え方を「変えた方がいいよ」という、アラームであることが多いみたいです。(カウンセラーはこれを「チャンスだ」と捉えたりします)


でも、自分の中で当たり前になってしまっていることは、自分で「ここだ!」って気付けないんですよね。


だから、誰かと一緒に問題に取り組んでみることは意味があるな、と思います。




大切にされる体験

私たちの心は、

大切にされると、大切にしたくなるし、

傷つけられると、傷つけてしまうものだと思います。


だから誰もが、

まずは「大切にされる体験」が必要なのだと思います。



大切にされる「仕方」にもいろいろあるけれど、

「手を止めて、ちゃんと話を聞いてもらう」

「心(気持ち)を理解しようとしてもらう」は、

最大の「大切にされる」ではないだろうか?


小さい頃から、ちゃんと話を聞いてもらって、

「心」を大切にしてもらえる機会がたくさんあるといいですよね。



ただ残念ながら、

親にも未熟な部分がありまして、

機嫌が悪かったり、余裕がなかったり。

十分に大切にしてあげられない場合もあるんですよね・・


なので、

「大切にされた体験」が足りないかも、と感じたら、


カウンセラーに話を聞いてもらって、

わかろうとしてもらって、

心を大切にされる体験をすると、


自分も周りの人を大切にできるようになって、

いろんなことが好転していくのだろうな、と感じています。




ひとりひとりの個別性

サボテンと多肉植物を育てています。


店頭で初めて見かけた時、

ピンク色の小花をたくさんつけていました。


深緑でハードな外見とのギャップに興味を持ち、連れて帰りました。


それから少しずつ買い足し、鉢が増えている最中です。



まず驚いたのは、

普通の鉢花とは違って、

水をやりすぎるとダメになってしまうということ。


特に冬はほとんどナシでOK。

そうすると花が咲きやすいらしいのです。(もちろん品種によるけど)


日光が大好きな子と、そうでもない子がいて、

個別に配慮が必要。


置き場によっては、どんどん曲がって育ってしまう。

それは何かの自己主張にも見えます。


気づいたら一回り大きくなっていたり、子供が増えていたり。


変わらないようで実は毎日変化しているあたりが、子育てに似ています。



その子に合わせて環境を整えてあげるのが、私にできること。

あとは各自のペースで育つ。

それを眺めて楽しむ。


まだ見てない花を見られる日が来たら、

すごく嬉しいだろうな。




映画「プリズン・サークル」を見て

以前から見たかった映画「プリズン・サークル」を見ました。

(受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」という心理プログラムの様子を撮影したドキュメンタリー映画です。)


これまで、心理療法の知識としては知っていたけれど「実感が伴わないこと」のいくつかが、映像によって腑に落ちる感じがしました。



登場する皆さんは、私には、ごくごく普通の男性たちに見えます。

でも背後には、過酷な生育歴をお持ちです。


最初は幼少期の記憶を思い出せません。

少しずつ思い出すのですが、それは辛すぎるエピソードでした。


思い出して、その辛さを話せるようになる、ということは

心が感情を抱えられるようになってきた、ということだと思います。



これまでの「被害者としての私」を語って、

分かってもらって、しっかりと被害者になれると、

ようやく

「加害者としての自分」に気付くことができます。


最初は事件の被害者側の気持を想像しきれなかった男性も、

被害者や周囲の人の痛みがわかるようになり、

それを与えた自分の加害性に涙します。



「心を感じる力」や「感情の扱い方」は、

誰でも当たり前に身につくものではなく、

養育者や環境から学んで身につけるものなんですよね。


つまり、

学ぶための「良質な機会」が与えられないと、獲得が難しい。


その結果、

手っ取り早い方法

怒りに任せた行動

短絡的な手段、を選んで、

人を(自分をも)傷つけることになります。



「心について学ぶ・心を育てる」は人間の根幹に関わるので、

学べた方が絶対いい、と私は思うんです。


だから彼らが捕まってTCに参加できたことは、

捕まらずに学べない人生よりも、ずっと良かったのでは?


もっと早く学びたかったですよね?


私も、心理療法の考え方をもっと早く知りたかったんですよ。


このことを、多くの人に知ってもらえたらいいなと思いました。